(オーシャンの)外国人講師から英語を習う意義(3)
前回は「外国人講師に英語を習う意義」として、「リスニングのコツが自然に身につき、英語を英語でダイレクトに理解できるようになる。」という点について書きました。
今日は、最後にもう一つ、一般的な話ではなく、オーシャンの外国人講師から英語を習う意義について書きたいと思います。
・意義-その3
『他の教室を圧倒する発話量』
:以前、言語習得には、「おうむ返し(リピート)」が不可欠である点について触れました。どの教室でも「リピート練習」をしていると思いますが、私たちオーシャンの教室では、その量が全く違います。
「リピート練習」だけでなく「Q&A」も含めますと、オーシャンでは、1回のレッスンで、子どもたちは最低300回の発話をします。500回を超える日もあります。勿論、それ以上の外国人講師による発話も聞いています。
(ちなみに発話回数はバードウォッチングのカウンターを使って数えます。)
私たちは、多岐にわたる指導項目について外国人講師研修を行いますが、講師にまず望むことは、「子どもたちの発話量」です。「たくさん聞いて、たくさん話す」ことが、何はともあれ英語習得への近道になるからです。
実は、相手が外国人講師だからこそ、子どもたちは、リズミカルに楽しく大きな声で「音声練習」に取り組むことができます。
オーシャンには、他の教室で2~3年習った生徒がよく移籍してきます。
移籍される前には、必ず体験レッスンを受けていただきますが、保護者はまず私たちのレッスンのテンポと発話量に驚かれます。
大手英会話教室に勤めていた外国人講師が弊社に転職してくることがありますが、今まで通りのレッスンをさせますと、1回のレッスンで、子どもたちは多くて90回くらいしか発話しません。一般的な教室はだいたいこれくらいだと思われます。
非常にシンプルなことですが、1回のレッスンでの発話量が「300回~500回」と「90回」では、明らかに前者の方が身につくはずです。これが何年も経過すれば、その差はもっと大きくなります。
語学の習得においては「習うより慣れよ 。(Practice Makes Perfect.)」と言われますが、これは事実です。
「たくさん聞いて、たくさん話す」これを楽しくリードするのが、外国人講師の重要な役割のひとつだと私たちは考えます。
オーシャンでは、実際のレッスンで「たくさん聞いて、たくさん話す」ことをしながら、更に家庭でも履修内容をCDで聞くよう子どもたちに促しています。80%くらいの子どもたちが家庭でもCDを聞いてくれているようです。教室の送迎時に、保護者の車の中でCDを聞いている子もいます。
家庭でもCDをよく聞いている小学生は、小1から始めて3年くらい経ちますと、現在形だけではなく過去形の英文もスラスラ言えるようになります。
豊富な「音声指導」を受けてきた子どもたちは、小学生時代に、「自ら音読することで、いとも簡単に英文を覚えられるようになる」という大きな財産を獲得します。
私たちの教室では、課題の12文を暗唱し、1分間で言えるようにする「スラスラ・チャレンジ」というものも実施しています。これは、強制ではありません。希望者だけ随時挑戦にやってきます。実にたくさんの小学生が挑戦して合格していますが、12文を1分以内にスラスラ発話する姿はなかなか見事です。一般的な中学生にはとてもできないことです。
音読して英文を覚えられる能力を身につけた小学生は、中高生になっても、明らかに英語が得意になります。
小学生までの時期は、ワークブックなどを使って英文を書くよりも、とにかく「たくさん聞いて、たくさん話す」ことこそ重要です。
投稿日:2011/05/12