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天上天下唯我独尊


今日は「自己肯定感」について書きたいと思います。

近年危惧されている子どもたちの事象について、「自己肯定感の欠如」があります。


とある調査で、小中学生の実に2人に1人が「自分のことが好きではない」という結果が出て、教育関係者を悩ませています。正確には中学生828人中56%が、そして小学生823人中45%が「自分のことが好きではない」と回答しました。

また、同調査では、「自分は人から必要とされているか」という設問に対し、中学生の51%、小学生の41%が「必要とされていない」と回答しています。

つまり、今の世の中「自己肯定感」に欠ける子どもたちが増殖しているのです。

自己肯定感の欠如が、不登校等につながる一つの要因になっているとの指摘もあります。

非常に悲しいことですし、将来に不安を覚えます。


今から2400年以上前に(紀元前5世紀ごろ)、インド(生誕地ルンビニーは現在ネパール)で「 ゴータマ・シッダッタ(Gotama Siddhattha)(:釈迦)」が生まれました。

伝説によると、お釈迦様は生まれてすぐに七歩歩き、右手で天を指し、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊」とおっしゃったということです。

天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」は、「この世でただ一人自分だけが尊い」というような傲慢な意味ではありません。

他のだれとも違う、他の何物とも違う、この世でたった一人の自分というものが存在することは、何と奇跡的で尊いものか」というような意味だと思います。

究極の「自己肯定感」と言えます。


今ある自分も、何万年という歳月を経て、だれともわからない遠い先祖からのDNAの膨大な結合によって存在しているわけです。奇跡としか言いようがありません。

存在するだけで尊く、価値のあることだと、改めて感じます。


紀元前5世紀に、科学的でなく、直感的に真理に達したお釈迦様はやはり大した人です。

ちなみに、お釈迦様とほぼ同時代に、中国では儒家の始祖である「孔子」が、そしてギリシャでは哲学者「ソクラテス」がそれぞれの思想を体系化しています。

日本はようやく縄文時代から弥生時代に移行していた時代です。

おそらく日本では何となく「和」の精神文化が構築されつつあった時代です。

世界の思想は2400年~2500年前にはおよそ出来上がっていたんですね。


話は変わり、皆さんもご記憶のことと思いますが、1997年に「酒鬼薔薇聖斗(サカキバラセイト)」と名乗る14歳の少年が、少年少女を惨殺するという猟奇事件が起き、世の中を震撼させました。

このとき、少年は自分自身のことを「透明な存在」と表現しました。

当時、世の大人たちは衝撃を受けました。

小説家ですら実在する人間に対して「透明」という表現が思い浮かぶことはなく、この少年の深層心理を的確に表現したこの言葉を重く受け止めたものです。


「透明」とは、空虚で、満たされず、誰からも気にされない、生きている価値が見いだせない、といった少年の心に渦巻くありとあらゆる心理を一言で言い放った言葉だと思います。

犯した罪を切り離して見れば、かわいそうなことに、この少年には「自己肯定感」のかけらもなかったのでしょう。


我々大人もそうですが、とりわけ子どもにはまず「自己肯定感」の芽生えが必要です。

親にかけがえのない存在だと思われている実感(安心感・充足感)。

周りから必要だと認められている実感(充足感)。

こうした「自己肯定感」が、子どもの「自信」「生きる喜び」「がまん強さ」「自利利他の精神」を育んでいきます。


冒頭の調査結果が真実であるならば、これだけ自己否定型の子どもたちが多く存在している日本という国は極めて深刻です。

家庭、学校、地域全体で、子どもたちが少しでも自己肯定ができるよう意図的に取り組んでいかないと、将来に明るい期待が持てません。


オーシャンの英語レッスンでは、外国人講師がとにかく子どもたちをほめるようにしています。

また彼らは実にバリエーション豊かにほめます。

Good !

Very good !

Well done !

Excellent !

Wonderful !

Awesome !

Amazing !

外国人講師から英語でほめられても、子どもたちはほめられていることを理解できます。

ほめられれば、やる気が出ます。

ほめられれば自己肯定感が芽生えます。


どんな小さなことでも構いません。

子どもを認め、ほめたいものです。

その小さな小さな積み重ねによって、やがて子どもに大きな「自己肯定感」が生まれ、すぐにあきらめたりせず、自信をもって前向きに自らの力で生きていけるようになると信じます。



投稿日:2011年08月02日