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母性と父性

子育てにおいては、バランスのとれた「母性」と「父性」の両機能が必要です。

これは、母子家庭においても父子家庭においても変わりはありません。


母性・父性はこのように定義されています。

・「母性」 : 無条件の愛情、許容      ⇒  「やさしさ」

・「父性」 : 条件つきの愛情、選択と決断  ⇒  「きびしさ」


「母性」は、我が子を「ありのままに受け入れ、認め、絶対的な安心を与える力」と言えます。

以前にこのブログで紹介しました「愛着(Attachment)」や、マズローの5段階欲求説における初期の3段階:「生理的欲求」「安全欲求」「愛情欲求」を満たす役割です。

将来我が子にどうなってほしいといった打算などなく、我が子が愛おしくてたまらなく、「無条件に抱きしめる」行為、あるいはそうした心情、これが「母性」です。


これに対して、「父性」は、家庭や社会におけるマナーやルールを教える役割(=しつけ)です。


母親が「母性」の役割を担うことが多く、父親が「父性」の役割を担うことが多いので、こうしたネーミングがされている訳ですが、通常、母親も父親も「母性」「父性」の両方を持ち合わせていますし、母子家庭、父子家庭では一人で双方の機能を担うことになります。


一般的に、日本の子育ては、母親中心で「母性的」であり、欧米社会は、「父性」が母子間の癒着に介入して、子どもを母親から分離・独立させる「父性的」と言われています。

住環境も多少関係あるかもしれませんが、日本ではかなりの期間(小学生になっても)親子が一緒に寝るケースが多いのに対し、欧米ではかなり早い段階(0歳~3歳)で親子の寝室が分けられます。

良い、悪いは短絡的には決められません。


日本と欧米の子育てに対する考え方の違いがあるにしても、双方で違いのない理があります。

それは、「母性が先で父性が後」ということです。

つまり、親が子どもに対して「無条件の愛情」を注ぎ、子どもも十分にそれを実感できて(:愛着関係が形成され、子ども自身の安全欲求と愛情欲求が十分に満たされて)初めて、「父性」が機能するということです。

日本であれ、欧米であれその逆は機能しません。

十分過ぎるほどに抱きしめた後でないと、しつけはできないということです。


子育てにはバランスのとれた「母性」「父性」の両方が必要です。

母親も父親もどちらもやさしすぎる、叱れない、まるで友達のよう、というのもいただけませんが、両親どちらも厳し過ぎるというのもよろしくありません。

絶対ではありませんが、概ね子どもの成長には次のような傾向があると言われています。


・母性が強すぎる(やさし過ぎる)環境 ⇒ 甘えん坊で自立できない人間が育つ傾向にある

・父性が強すぎる(きびし過ぎる)環境 ⇒ 幼児性と攻撃性を合わせ持つ人間が育つ傾向にある


子どもの年齢とともに、親は「叱る」ことが増えるでしょう。

特にお母さんは家事(+仕事)で忙しい日々の中で、子どもにはやるべきことをテキパキやってほしいとの思いから、ついつい口うるさくなってしまうものです。

別に構いません。ちょっと言い過ぎたなと思ったら、思いっきりやさしくしてあげれば何の問題もありません。

父親が子どもに厳しく接したら、母親が許容してあげれば大丈夫ですし、母親が厳しければ、父親が「母性」を演じればいいのです。

子どもに何らかの逃げ道があれば、厳しくしても何ら問題はありません。

逃げ道がなければ追い詰められます。


ルールを守れない者、犯罪を犯す青少年は、世間一般的には、「小さいころから甘やかされ、きちんとしつけもされていないんだろう」と言われがちですが、教育カウンセリングの世界では、「青少年が社会から逸脱するような行為をするのは、小さいときに母性(:無条件の愛情・許容)を十分に与えられなかった結果」とするケースがほとんどです。

心が満たされていないのです。乾いているのです。


子どもが健全に成長し、社会に適応するには、まずもって「十分な母性」が必要です。

通常は母親でしょうが、父親でも構いません。第三者のケースもあるでしょう。

勿論「十分な母性」は乳幼児期に与えられるのが一番良いのですが、もし、親がその不足に気づけばそのときからでも遅くありません。子どもは変わります。


冒頭話題にした、親子の寝室を別にするという話ですが、乳幼児期に十分な「母性」を受けた子どもであれば、小学1年生を機に、一人で寝るよう試してみられてはいかがでしょうか。ダメそうであれば遅らせても構いません。



愛されて育った子どもは、最後の一線を越えません。

投稿日:2011年06月28日